前回のブログでは、ホームページからの集客に必要な3つの要素
- 誰を
- どこで
- どのように
の中から誰の部分。
ターゲット(ペルソナ)設定の必要性と方法について説明させていただきました。
今回は、2番目の課題。
前回設定したペルソナを
「どこで集めるのか」について考えていきたいと思います。
今回のコンテンツ
お客様はどこにいる?
インターネットでお客様を集めるには、まずタッチポイント探しからはじめます。タッチポイントとはお店とお客様が出会うきっかけになる接点のことをいいます。そしてその接点を生み出すきっかけとなる媒体のことをチャンネルといいます。(インターネットは本当に横文字の多い世界です。すみません)
例をあげると、最近私の住む地域で美味しい食パンの専門店がオープンしました。私はこの情報を知人のフェイスブックで初めて知ることになります。知人が書いた記事が私と食パン専門店とのタッチポイントとなり、チャンネルはフェイスブックということになります。
きっとあなたも同じ経験をしているはずです。
現在はよく利用しているお店でも最初から存在を知っていたわけではありませんよね。きっとどこかでお店の情報と出会うきっかけがあったはずです。リアル店舗であれば折込チラシ、口コミ、雑誌広告、立て看板等などがタッチポイントとして考えられます。
では、インターネットにおけるタッチポイントはどこにあるのでしょう?
タッチポイントになる媒体の種類
以下の図はインターネット上で主なタッチポイントになりうる媒体例です。
たくさんありますね!
これ以外にもインターネットで情報を拾える媒体はまだまだ存在します。
このようにたくさんある媒体の中からタッチポイントを探します。その際に手助けとなるのが前回設定したペルソナ設定シートです。
タッチポイントを顧客目線で探す
タッチポイントの見極めは宣伝活動において重要です。
タッチポイント、しいてはチャンネルを間違えるということは、魚のいない池で釣りをするのと同様に頑張っているのに成果が出ないということになります。
あなたのサービスを利用するであろうペルソナは、どこであなたのお店の情報に初めて触れるのでしょう。ペルソナ設定シートの以下のような情報からペルソナとのタッチポイントを考えます。
- よく使うSNS
- よく検索するキーワード
- 平日の行動パターン
- 休日の行動パターン
- 職業・年齢
- 友人との会話
お店の情報に触れるとしたらいつ、どこで、何をしているときに、どんな内容で、どの媒体(チャンネル)を使っているときでしょうか。ペルソナになりきったつもりで考えます。
例えばネイルサロン。
多くの場合、キーワード検索から探すことが予想されますので、ブログ記事やクーポンサイトの情報、SNSの投稿内容などがタッチポイントになりそうです。
利用するチャンネルはGoogleやインスタグラムが想定されます。この場合には、ペルソナが利用するであろうキーワードを意識したブログ記事の執筆、クーポンサイト掲載の検討、ハッシュタグを利用したインスタグラム記事の投稿などが必要になります。
タッチポイントを考える際に、自分の思考で考えてしまうと自分がよく利用する情報源が主体となり正しいタッチポイントが設定できません。
ペルソナと自分の思考がかけ離れていると感じる際には、ペルソナと同年代にインタビューするなどより具体的な情報を元に行いましょう。
チャンネル設定はペルソナに合わせて
「インスタがいいらしいよ」
利用する媒体(チャンネル)を流行や知人からのおすすめで決定することがあります。しかしチャンネル設定から先に行うと間違った使い方をしてしまう可能性がありますのでご注意ください。例えばこんな事例です。
- 20代前半の女性ペルソナに向けたFacebook投稿
- 50代男性ペルソナに向けたインスタグラム投稿
これも極端な例ですが、ペルソナ像を把握し利用頻度の高い媒体を丁寧に選定すればこのような集客チェンネルの選択ミスはなくります。
まとめ
お客様との出会いの場所であるタッチポイントと集客媒体(チェンネル)の正しい設定ができると、告知からの反響率が変わり「最近、問い合わせが増えた!」という実感を得られます。
「がんばってるけど全然反応がない」という場合には、ぜひペルソナとタッチポイントの設定を見直してみることをおすすめします。