WordPressに慣れてくると自分なりにブログをあれこれカスタマイズしたくなるものですが、そこでよくあるのがfunctions.phpのカスタマイズ中にエラーが起こり、画面が真っ白で何も表示されなくなるという現象。
phpを理解せずに気安くfunctions.phpを書き換えると大変危険です。
とはいえ、既に真っ白状態なら早急に対応しないといけませんね。
今日のブログでは、WordPressでfunctions.phpのカスタマイズ中に画面が真っ白で何もできなくなった場合の対処法について解説します。

初心者によるPHPの修正、カスタマイズは大変危険な行為です。あくまでご自身の責任で行ってください
今回のコンテンツ
functions.phpエラーの原因

functions.phpのエラーで画面真っ白現象は主に以下の原因で起こります。
- 余計な行や全角スペースが含まれている
- 同じ文字列を重複して記載している
- そもそも文字列(関数)が間違っている
真っ白になるパターンで多いのが、カスタマイズ方法が記載されたブログからのコピペで文字列を追加した場合。その際、余計な空白や間違った文字列が入力され画面が真っ白になります。
まず、落ち着こう
WordPressエラーの中でも画面真っ白現象ほど肝を冷やすエラーはありません。個人ブログならまだしも、会社のブログでこれをやってしまうと画面どころか頭の中まで真っ白になります。
WordPressを使い始めたばかりの頃、私はこれを3回経験しました。

仕事は一切手につかず、とにかく調べまくって元に戻そうと必死でした。
こんな時はまず、落ち着きましょう。
覚えておいて欲しいのは、finctions.phpのエラー自体はそれほど重大なものではないということ。多少の知識があれば簡単に戻せます。焦って設定をあれこれ変更してしまうと余計に戻しづらくなるのでそちらの方が心配です。
周りに聞ける人がいない、すぐに元の状態に戻さないとマズい。そんな時には、ゆっくりと落ち着いて以下の手順で作業を行ってください。
もしFTPの知識があるなら必ずバックアップを取ってから行ってください。バックアップがあれば最悪でも現在の状態までは戻せます。
サーバー別エラー対処方法
では実際にエラーを戻していきましょう。
画面が真っ白の場合、WordPressから作業を行うことはできませんので外部からfinctions.phpを修正していきます。この際、一般的にはFTPを利用して作業を行うのですが、今回は初心者でも操作しやすいサーバーのファイルマネージャーを利用する方法をご紹介します。
利用者の多いエックスサーバー 、さくらサーバー、ロリポップ、ミックスホストの4つのサーバー別にご紹介します。この他のサーバーでも作業はほぼ同じですのでご自身の利用しているサーバーのファイルマネージャーから行ってください。

今回はファイルマネージャー上で直接ファイルを編集していますが、操作方法がわかる方は極力ファイルをダウンロードし修正後に再アップロードするようにしてください。より安全に操作が行えます。
エックスサーバーでの対処方法
エックスサーバー のログインページよりファイルマネージャーにログインします。

エラーを修正したいドメイン名のついたフォルダをクリックします。

続いてpublic_html をクリック。

さらにwp-contentフォルダ をクリック。

さらにさらにthemeフォルダ をクリック。

さらに奥へ入ります。
次に現在利用中のテーマ名フォルダをクリック。


子テーマを利用している場合には子テーマフォルダを選択します。
ようやくたどり着きました。
ここにfunctions.phpがあります。
functions.phpにチェックを入れ [ 編集 ] をクリック。

ここに表示されるfunctions.phpはあなたがWordPressで操作したものと同じファイルです。エラーを起こした際に記載した文字列(関数)をすべて削除してから [ 保存する ] をクリックします。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 エラーを起こした際に記載した文字列(関数)をすべて削除してから [ 保存する ] をクリック。](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_08.png)
削除するのはあくまでエラー前に追記した部分だけです。他の部分は残しておきます。削除する該当箇所がわからない場合にはこちらを参照してください。
以上で修正は完了です。
ブログへ戻り [ 更新 ] をクリックしてページを確認してみましょう。
ロリポップでの対処方法
続いて、ロリポップでのfunctions.phpの修正方法です。
ロリポップログイン画面より [ ロリポップ FTP ] へアクセスします。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 続いて、ロリポップでのfunctions.phpの修正方法です。ロリポップログイン画面より[ ロリポップ FTP ]へアクセスします。](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_10.png)
FTPアカウント・パスワードを入力しログインします。


FTPログイン情報はロリポップ契約時に届いたメールを確認するか、ユーザー専用ページのアカウント情報から確認できます。
エラーが出ているドメイン名のフォルダ > wp-content をクリック。


利用中のテーマ名フォルダをクリック。

functions.phpを探し、クリックして開きます。

ここに表示されるfunctions.phpはあなたがWordPressで操作したものと同じファイルです。
functions.phpがエディタで開くので追記した箇所のみを削除します。

削除する該当箇所がわからない場合にはこちらを参照してください。
修正が完了したら[ 保存する ] をクリックして完了。
ブログへ戻り、真っ白な画面が回復しているか確認します。
さくらサーバーでの対処方法
続いてさくらサーバーでのfunctions.phpの修正方法です。
コントロールパネルへログインしwebサイト/データ > ファイルマネージャー をクリック。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 続いてさくらサーバーでのfunctions.phpの修正方法です。コントロールパネルへログインし[ webサイト/データ] > [ ファイルマネージャー ]をクリック。” class=”wp-image-19664″></figure>
<p>エラーの出ているドメイン名のついたフォルダ、またはWordPressがインストールされているフォルダを探します。</p>
<figure class=](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_17.png)


上記の例では[ wp ]というフォルダにWordPressがインストールされています。複数ドメインを管理している場合には修正したいドメイン名のフォルダを探してください
wp-content > themesフォルダ をそれぞれクリックし、利用しているテーマ名のついたフォルダをクリック。functions.phpを探してクリックします。

左下のプレビュー画面の鉛筆アイコンをクリックするとfunctions.phpがエディタ画面で開きます。

エラーが出る前に追記した箇所のみ削除します。
余計なスペースや段落が残っていないか慎重に確認します。

削除する該当箇所がわからない場合にはこちらを参照してください。
修正が完了したら[ 保存 ]をクリック。
ブログへ戻りエラーが解消されているか確認します。
ミックスホストでの対処方法
最後にミックスホストでのfunctions.php修正方法をご紹介します。
まず、ミックスホストのコントロールパネルへログインします。
ショートカットよりファイルマネージャーをクリック。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 最後にミックスホストでのfunctions.php修正方法をご紹介します。まず、ミックスホストのコントロールパネルへログインします。トップページのショートカットより [ ファイルマネージャー ] をクリック。](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_22.png)
地球アイコンのついたpublic_htmlをクリックして開きます。

エラーの出ているドメイン名フォルダを探してクリック。

wp-contentフォルダをクリック。

テーマの入っているthemesフォルダをクリック。

利用中のテーマ名のついたフォルダをクリックします。

functions.phpを選択肢し[ 編集 ] をクリック。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 functions.phpを選択肢し[ 編集 ] をクリック。](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_29.png)
確認画面がでます。
[ Edit ]をクリックしてファイルを開きます。
![functions.phpで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処法 確認画面がでます。[ Edit ]をクリックしてファイルを開きます。](https://ideya.xyz/wp-content/uploads/functions_30.png)
functions.phpが開くので、追記した箇所のみを丁寧に削除します。
余計な段落や空白が入らないよう注意しましょう。

削除する該当箇所がわからない場合にはこちらを参照してください。
[ 変更の保存 ] をクリックして完了です。ブログへ戻りエラーが修正されているか確認します。functions.phpの修正箇所がわからない場合
functions.phpの修正個所がわからない場合には、ダウンロードしたテーマフォルダに含まれている初期状態のfunctions.phpを丸ごと上書きすることで解決できます。
ただし、既にfunctions.phpをカスタマイズしている場合、これまでに追記した内容も消えてしまいますのでご自身の判断で行ってください。
functions.phpを丸ごとコピーする
利用しているテーマのダウンロードデータを探すか、再度データをダウンロードして解凍します。
フォルダ何には初期状態のfunctions.phpが入っているはずです。functions.phpをクリックしてテキストエディタで開きます。

ここで注意したいのがwindowsのメモ帳を使って開かないこと。Visual Studio Code、Sublime Text、TeraPadなど専用のエディタソフトを利用してfunctions.phpを開くようにします。

windows付属のメモ帳を使うと文字化けを起こし、さらなるエラーの原因にもなります。
windows付属のメモ帳を使うと文字化けを起こし、さらなるエラーの原因にもなります。
[/word_balloon]テキストエディタで開いたfunctions.phpの内容をすべてコピーします。

ファイルマネージャーに戻り、現在のfunctions.phpの内容をすべて削除した上でコピーした内容を貼り付けます。

まとめ
finctions.phpのカスタマイズで画面が真っ白になった場合のサーバー別対処方法について解説しました。
functions.phpは1文字間違えただけで画面が真っ白になるとても怖いファイルです。phpファイルの操作方法、バックアップ、FTPによるファイルのアップロードなど基本的な知識を身につけてからカスタマイズするようにしましょう。
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