ホームページがスマートフォン用に最適化されていなければ、本来集客できたであろうお客様を取り逃がしている可能性が高いことをご存知ですか?スモールビジネスにおいてこれほどもったいない状況はありません。
この機会損失を避けるためにも、なぜホームページのスマートフォン対応が必要かを説明させていただきます。
今回のコンテンツ
ホームページ閲覧方法の変化
スマートフォンでのインターネット利用が急増
下のグラフは総務省が発表した平成28年度通信利用動向調査における、年代別のインターネット利用機器の状況です。全体ではわずかにPCからのアクセスがスマートフォンを上回っていますが10代〜40代ではスマートフォンからのアクセスがPCを上回っています。

スマホの利用率が上がり、インターネットへのアクセスがPCからスマホ中心へとシフトしつつあります。
アクセスの7割がスマホから
スマホの利用がPCを上回っている現状はホームページのアクセス解析によっても明らかです。下のグラフは弊社で管理しているホームページの実際のアクセス解析の結果です。

左が家具販売、右が女性向けサービスを提供されている企業のアクセス状況です。全体に閉めるスマホ(タブレット含む)の割合を示していますが、家具販売店で65%、女性向けサービス業では実に77%の方がスマートフォンからアクセスしていることがわかります。
特に女性をターゲットにしている業種ほどスマートフォンからのアクセスが多い傾向にあります。
スマホ対応が必要な理由
画面が見づらく離脱する可能性が大きい
ホームページがスマホ対応されていない最大のデメリットは失客です。あなたも経験ありませんか?ホームページがスマホ対応されていないために見づらく、必要な情報を探す前に他のサイトへ移動してしまった経験が。現状ではユーザー全体の70%がスマートフォンを利用してホームページを見ているわけですから、スマホ未対応のホームページでは30%のお客様にしか情報が届いていない可能性すらあるのです。

- モバイル未対応にイライラとフラストレーションを感じる人の割合48%
- スマホ未対応のサイトを運営している会社とかかわりたくないと思う人の割合52%
- また、61% の人がモバイル未対応のホームページでは情報が見つからないと感じており、他のページへ離脱すると回答しています。
操作性・ボタンが押せない
お客様がスマホ対応されていないホームページを利用してくれたとします。
しかし、ページを移動する、ボタンを押す、文章を読むなど基本操作を行うたびにピンチ (2本指で画面を縮小・拡大する操作)しなければならないストレスは相当なものです。
スマホ対応されていないホームページから資料請求、予約、お問い合わせなどお店側が望む結果を得ることは相当厳しいと言わざるを得ません。
ホームページを開設しているにも関わらずお客様からのアクションが少ない場合、スマートフォンからの利用者を取りこぼしている可能性はありませんか?

検索順位への影響
Googleは2015年に「モバイルフレンドリーアップデート」を行い、スマートフォンで読みやすく使いやすいホームページの検索結果を引き上げると公式に発表しました。そのため、スマートフォンに対応していないホームページは検索順位が下がる傾向にあり、スマホ対応されたホームページが増えるに従い、この傾向は今後さらに高まるでしょう。
回線速度
スマートフォンからのアクセスには3G、4Gなどwifiに比べ回線速度が遅い環境での利用頻度が高くなります。
スマホ用に最適化されていないホームページでは、画像などファイルサイズが重く、読み込みスピードが極端に遅くなる場合があります。表示の遅いホームページはユーザーの離脱を増加させるとともに、グーグルの検索結果にも悪影響を与えます。
SNSへの投稿
SNSへの投稿は、現在のwebマーケティングにはなくてはならない情報拡散手段となっています。
SNSを利用するユーザーの多くはスマートフォンからアクセスするため、更新したブログやコンテンツを見やすく投稿するためにも、スマートフォンに対応したコンテンツ作成が重要です。

今すぐ客は外出先から検索+電話
スマートフォンの普及により外出先からの検索ニーズが飛躍的に増えています。スマートフォンからは、地域名+サービス名(商品名)で検索される頻度が高いという特徴があります。
これは、購買意欲のある今すぐ客が、外出先からサービスを探している可能性が高いことを示しています。

また、検索後すぐに電話をしたいニーズも多いため、電話番号をタップすることですぐに電話がかけられるようにしておく必要があります。スマホ対応を行うことでこのような新規客を獲得できる可能性も高まります。
まとめ
- アクセス全体の7割はスマートフォンから
- スマホ対応されていないホームページはユーザーの離脱を引き起こす
- 検索結果への影響も大きい
- SNSへの投稿に不利
- スマホ未対応は機会損失であり、お店側の努力により改善できる
在庫切れなどのわかりやすい機会損失に比べ、ホームページ上での失客は可視化しづらいため問題視されないケースが多くあります。
スマートフォンが普及した今、この機会損失がビジネスに与える影響は決して小さくはありません。スマートフォン対策がされていないホームページのデメリットは、裏を返せばスマホ対応させることで得られるメリットです。
ホームページを利用した集客を考えているのであれば、スマートフォン対応したホームページはビジネスの必須事項といえます。一刻も早いスマートフォン対応をオススメします。