Googleアナリティクスのギャラリー機能を使いアクセス解析を簡単にする方法

こんにちは、カワテです。

ホームページをお手伝いしているクライアントさんから「Googleアナリティクスが難しい」というお話を伺いました。機能が多すぎてよくわからないと。ごもっともです。確かに「簡単」ではありません。

今日はGoogleアナリティクスの解析レポートを簡単にわかりやすく確認する方法について解説します。同時にメールチェックだけで解析結果を確認できる方法についてもご説明します。

この記事はすでにGoogl Analyticsを導入済みの方向けに書いています。
ホームページを外注するとGoogleアナリティクスが設定された状態で納品されることがほとんどです。Googleアナリティクスが設定されているか知りたい方は外注先へお問い合わせください。

Googleアナリティクスは難しい?

GoogleアナリティクスはGoogle社が提供する無料で利用できるアクセス解析ツールです。非常に高機能ですが、専門用語が飛び交ううえに機能が多すぎて初心者にはなかなかどうして使い勝手の悪いツールでもあります。

Googleアナリティクスメイン画面

しかし、実際のホームページ運営に必要な指標はそれほど多くはありません。
ここだけ押さえておけばOKという代表的な指標がいくつかありますので、その指標だけざっと目を通すだけでも十分です。

Googleアナリティクスには重要な指標に絞って確認できる便利な機能が用意されています。それがカスタムレポートのギャラリー機能

アナリティクスに詳しい人が作ったレポートをテンプレートとしてそのまま利用できる機能なんですが、実はこれがとても便利で簡単なのです。

ギャラリー機能の使い方

では早速、このギャラリー機能の設定について見ていきましょう。

まず、Googleアナリティクスを開き、自分の管理しているページを開きます。

画面左のサイドバーメニューから「カスタム」を選択します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ001

「マイレポート一覧」を選択します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ004

Dashboards画面が開きますので左上の赤いボタン「作成」を選択。

Googleアナリティクスメール設定の流れ003

マイレポートの作成画面が開きます。
「デフォルトのマイレポート」を選択したうえで「ギャラリーからインポート」を選択します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ004

ギャラリーの一覧画面が開きます。
ギャラリーとはGoogleアナリティクスを使いこなす達人たちが自分でカスタマイズしたレポートを誰もが利用できるようアップロードしてくれたもの。つまり達人が利用しているレポートをそのままそっくり利用できるというわけです。すごくないですか?

Googleアナリティクスメール設定の流れ005

ギャラリー左上の検索画面に「共有_凡用レポート」と入力します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ006

「共有_凡用レポート」は、ホームページの管理に必要な指標をまとめて閲覧できるオススメのレポートです。
こちらを使ってみます。「共有_凡用レポート(作・岡村さん)」の「インポート」を選択。

Googleアナリティクスメール設定の流れ006

「マイレポートの設定が共有されました」という画面になったらプルダウンメニュー「すべてのウェブサイトのデータ」から、自分の管理しているサイトの「すべてのウェブサイトのデータ」を選択します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ007

対象のレポートを選択したら「作成」ボタンを選択。

Googleアナリティクスメール設定の流れ008

すると、設定された「共有_凡用レポート」が表示されます。
訪問者数、一人当たりの平均閲覧ページ数、滞在時間、参照元ページなど見やすくグラフ化されたレポート画面が設定できました。

Googleアナリティクスメール設定の流れ009

次回以降このレポート画面を開く場合の手順ですが、まずはGoogleアナリティクスのメインページを開き、左サイドバー「カスタム」>「マイレポート一覧」を選択します。
Dashboards画面の「共有_凡用レポート」を選択。ここで確認できます。

※画像には2つの「共有_凡用レポート」がありますが通常は1つしか表示されません。

Googleアナリティクスメール設定の流れ010

その他のインポート可能なレポート

Googleアナリティクスのギャラリーには「共有_凡用レポート」以外にもたくさんのレポートが用意されています。

例えば「集客分析レポート」。
「集客分析レポート」では、どこを経由してユーザーがホームページを訪れたのかを知ることができます。

Googleアナリティクスメール設定の流れ011

入手するには先ほどと同様に「インポート」を選択します。

Googleアナリティクスメール設定の流れ012

「日別集計レポート」では1日ごとの集客数を確認できます。

Googleアナリティクスメール設定の流れ013

「SNS」で検索するとソーシャルメディア経由のアクセスに絞ったレポートを探すこともできます。

Googleアナリティクスメール設定の流れ014

慣れてきたら自分の知りたいデータをキーワード検索することで、よりアニアックなレポートが入手できますのでお試しください。

レポートをメールで受け取る設定

毎日Googleアナリティクスにアクセスするのは面倒だという方には、カスタムレポートをPDF形式のメールで受け取る方法もあります。

メール送信機能を設定する

Googleアナリティクスのメインページから「カスタム」>「マイレポート」 > 「共有_凡用レポート」を開きます。

Googleアナリティクスメール設定方法01

「共有_凡用レポート」のタイトル下にある「メール」を選択。

Googleアナリティクスメール設定方法02

「メール レポート:共有_凡用レポート」画面が開きます。
宛先のメールアドレス、メールの件名、頻度、メール本文を入力し、最後に「私はロボットではありません」にチェックを入れて「 送信」を選択。
メールの本文を入力しないとエラーになりますので、すべて入力しましょう。

Googleアナリティクスメール送信設定方法

「頻度」は1回、日別、週別、月別、四半期から選べます。

Googleアナリティクスメール設定方法04
  • 1回ー1回だけレポートを送信します。すぐにメールで届きます。
  • 日別ー毎日レポートがメールで送信されます。
  • 週別ー1週間に1度レポートが送信されます。
  • 月別ー1ヶ月に1度レポートが送信されます。
  • 四半期ー3ヶ月に1度レポートが送信されます

「頻度」の下にある「詳細オプション」プルダウンを選択するとメールを送信する期間「有効期限」を1ヶ月〜1年の間で選択できます。
「有効期限」を過ぎるとメール送信されなくなりますのでご注意ください。

Googleアナリティクスメール設定方法05

あとはレポートがメールで届くのを待つだけです。

「頻度」を「日別」以上に設定した場合、すぐにメールは届きません。
届くか心配な場合には「頻度」を「1回」にしてメールが配信されるかテストするとよいでしょう。

まとめ

アクセス解析は最初楽しいのですが、慣れてくると毎回アナリティクスへアクセスするのが面倒になってきます。

Googleアナリティクスの指標は毎回細かく解析する必要はありません。定期的に眺めて概要を掴んでおき、アクセスに変化のあった場合にのみ細かく解析するだけでも十分です。メール送信機能を有効にしておけば、毎日のメールチェックに合わせて眺めることができますのでおすすめです。アクセス解析は苦手だなーという方はぜひ設定してみてください。

では、今日はこのへんで。