自分で WordPress を立ち上げてブログを始めたい方へ。
今回のブログでは、サーバーの契約からWordPressインストールまで順を追いながら解説していきます。この手順通りに進めてもらえれば確実にWordPressが始められるように解説したつもりです。
是非1つ1つ丁寧に設定を進めてみてください。
今回のコンテンツ
レンタルサーバーの基礎知識
設定に入る前に「レンタルサーバーってなに?」について説明しておきます。
サーバーとは?
サーバーとはWordPressを保管しておく倉庫のような場所。ホームページやブログを立ち上げる際には必ず必要になります。
自分で用意することもできますが初期投資や維持費用もかかるためレンタルサーバーを利用するのが一般的です。
レンタルサーバー費用
月額数百円から利用できます。
スペースの容量やサービスにより様々なプランが用意されていますが、個人や小規模店舗であれば月額1000円以下のもので十分です。
支払いは月単位から契約できますが、継続して利用する場合がほとんどですから1年など長期間での一括払いが一般的です。そのほうが料金も少し安くなります。
レンタルサーバー業者
今回はWordPressで一番利用されているレンタルサーバー「エックスサーバー」を利用します。
WordPressを利用する上で便利な機能が豊富ですし、スピード、セキュリティーに関しても申し分ありません。また、インターネットに設定方法、トラブルへの対処方法といった情報がたくさん出回っているのも大きな利点です。
1.X server(エックスサーバー)を契約する
では、実際の設定に入っていきましょう。
申し込み
エックスサーバーのホームページへアクセスします。
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リンク今回はX10プランに申し込みます。
個人からビジネス用途まで対応できる十分な容量をもったプランです。 1年払いで月額1,000円(税抜)。3年払いだと月額900円(税抜)です。
トップページ右側「お申し込みはこちら」を選択。
つづいて「新規お申し込み」を選択。
申し込みフォーム入力
お申し込みフォーム画面になります。
まずは契約内容の入力。サーバーIDと希望のプランを入力します。
1.サーバーID :半角英数字で入力します。初期ドメインは実際のブログアドレスではありませんから覚えやすい好きな文字列を入力してください。
2.プラン:X10を選択
続いて会員情報を入力します。
この情報は一般に公開されませんので正確な情報を入力します。
1.メールアドレス:設定に必要なパスワードなどがこのアドレス宛に届きます。普段利用しているアドレスを記入してください。
2.登録区分:個人にチェック
3.住所等、必要事項を記入してください。インフォメーション通知はお好みでチェックを。大切なお知らせはチェックなしでも送られてきます。
最後に「利用規約・個人情報の取り扱いについてに同意する」にチェックを入れ「お申し込み内容の確認」を選択。
入力内容を確認し、間違いがなければ「お申し込みをする」を選択。
申し込みが完了しました。
登録したメールアドレスに申し込み完了通知が送信されます。
メールをチェック
【Xserver】■重要■ サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間] というタイトルのメールが届きます。本文にアカウント情報が記載されています。
その際には「【Xserver】お申し込み受付のお知らせ」というメールのあと、しばらくすると設定完了メールが届くはずです。少し時間を置いてから確認してください。何もメールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認するか再度手続きを行なってください。
メールに記載されているインフォパネルのアドレスをクリックします。
※今回アクセスするのは「インフォパネル」です。「サーバーパネル」は後ほど利用します。間違えやすいので注意してください。
インフォパネルにアクセス
インフォパネルのログイン画面が開きます。
設定完了メールに記載されている会員IDとパスワードをコピペで貼り付けましょう。
インフォパネルにログインできました。
下にスクロールすると現在の契約情報が確認できます。
料金を支払う
本契約を済ませないとドメイン(アドレス)が取得できませんので、料金を支払い本契約を結びます。先に料金を支払ったとしてもお試し無料期間分はちゃんと差し引かれますのでご安心ください。
インフォパネル左メニューより「料金のお支払い」を選択。
先ほど申し込んだ契約にチェックを入れ、契約期間を選び「お支払い方法を選択する」を選択。
金額を確認し、そのまま支払い方法を選択します。
今回はクレジットカードを選択します。「クレジットカード決済画面へ進む」を選択。
カード情報を入力し「カードでのお支払い(確認)」を選択。
自動更新設定にチェックを入れると契約が自動的に延長されます。更新を忘れると最悪ブログが削除される可能性もありますので、極力自動更新を選択したほうが無難です。
金額とカード情報を確認し「カードでのお支払い(確定)」を選択。
支払いが完了しました。
引き続き操作を行いますので画面は閉じないでください。
2.独自ドメインを取得する
ブログのアドレスとなるドメインを取得します。
エックスサーバーでは常時キャンペーンが開催されておりドメインを無料で取得することができます。
ドメインを取得する
無料キャンペーンを利用してブログのドメイン(アドレス 例:www.〇〇.com)を取得します。
インフォパネルトップページ、左メニュー各種お申し込みから「キャンペーンドメイン」を選択。
ドメイン申請フォームより好きなドメインを入力し「ドメイン検索」を選択。
希望ドメインが空いていれば申請画面が現れます。
希望ドメインがすでに使われている場合にはエラー画面が表示されます。
違うドメインを再度入力し、申請し直してください。
ドメインが取得できました。
サーバーパネルに移動して確認作業を行います。
ドメイン申請フォームの上にある「トップページへ」を選択し、再度トップページへ戻ります。
インフォパネル トップページ中央にあるドメイン欄に、取得したドメインが記載されていることを確認します。
ドメインとサーバーを連動する
これでサーバーとドメインが用意できました。
次にドメインをサーバーに紐づける作業を行います。
インフォパネルトップページ中央にあるご契約一覧のサーバーパネル「ログイン」を選択。
インフォパネルは各種手続きを行う画面。一方、サーバーパネルはサーバーの設定を行う画面です。サーバーパネルにアクセスする際のIDとパスワードは設定完了メールに記載されています。間違えやすいので注意しましょう。
サーバーパネルにログインしたら「ドメイン設定」を選択。
「ドメイン設定の追加」を選択
ドメイン名欄に先ほど取得したドメイン名を入力します。
「無料独自SLLを利用する(推奨)」にチェックを入れ「ドメイン設定の追加(確認)」を選択。
ドメイン名と、無料独自SLL設定が「追加」になっていることを確認し「ドメイン設定の追加(確定)」を選択。
これでドメインとサーバーを紐づけることができました。
wwwあり、なしどちらのアドレスでもアクセスすることが可能です。
その場合、以下の手順でSSLを設定してください。
サーバーパネル > ドメイン > SSL設定 を選択
独自SLL設定の追加より対象のドメインを選択し「独自SSL設定を追加する」を選択。
申請後、数分〜1時間程度で設定が反映されます。
3.セキュリティー設定
ブログを常時SSL化する
SSLとはセキュリティーを高める暗号技術です。
SSLが設定されたブログはアドレスの先頭が https:// から始まります。現在の設定ではhttps:// と https:// で始まる2種類のアドレスが混在する状態ですので、非SSLであるhttps:// へのアクセスを強制的に暗号化されたhttps:// へ転送するための設定を行います。
はじめに、以下の記述をすべてコピーしてください。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
次にサーバーパネルトップページから「.htaccess」を選択。
先ほど取得した独自ドメインを選択します。
.htaccess編集 を開きます。
先ほどコピーした記述を# BEGIN WordPressの上にペーストします。以下のような記載になればOKです。
(ドメイン設定で「無料独自SLLを利用する(推奨)」にチェックを入れた場合には自動で文面が挿入されています。すでに以下の画像と同様の文面が記載されている場合にはそのまま何もせず次の手順 4.Wordpressをインストール へ進んでください)
「.htaccessを編集する(確認)」を選択。
確認画面で「.htaccessを編集する(確定)」を選択します。
これで転送設定が完了です。
試しに取得したアドレスの先頭にhttps:// をつけてアクセスしてみてください。自動でアドレスが https:// へと変わっているはずです。
4.WordPressをインストール
いよいよ最後の設定、WordPressをサーバーへインストールします。
この作業が終わればあなたのWordPressがインターネット上に誕生します!
サーバーパネルのトップページへ戻り「WordPress簡単インストール」を選択。
WordPressをインストールする独自ドメイン(〜.xsrvではないドメイン)を選択。
「WordPressのインストール」を選択。
必要事項をすべて入力し「インストール(確認)」を選択。
- 空白のままでOK
- ブログタイトルは後からでも変更できます。
- WordPressへのログイン時に利用します。
- WordPressへのログイン時に利用します。
- WordPressからの通知が届きます。
- 初期設定のままでOK。
内容を確認し「インストール(確定)」を選択。
赤文字で「インストールを行うと〜ご注意ください」と警告が出ますが、新規でサーバーを取得した場合には特に問題ありませんのでそのままインストールを実行してください。
インストールが実行されました。
この情報はログイン時や後々の設定で必要になりますので必ずテキストエディタ等にコピーして他者に見られないよう保存してください。
WordPressのダッシュボード(ブログを書いたり設定を行う基本画面)を見てみましょう。先ほどの記載にあるアドレスをクリックします。
ログイン画面が表示されました。
登録したユーザー名とパスワードを使いログインします。
WordPressのダッシュボードに入れました。
ホームページのアドレスをhttps://から、https:// に変更して作業を終了します。
設定 > 一般 を選択。
WordPressアドレス(URL)と、サイトアドレス(URL)の両方を https:// へ変更します。
一番下までスクロールして「変更を保存」を選択。これで完了です。
ブラウザのアドレス欄にあなたのブログアドレスを入力して、どのように見えるか確認します。
以下のように見えていればOKです。
もし、以下のようにこの接続ではプライバシーが保護されません という画面が出た場合、サーバー側のSSL設定が完了していない可能性があります。少し時間を置いてから再度確認すれば見れるようになります。
5.次回はWordPressでの初期設定を解説します
お疲れ様でした。これであなたもWordPressユーザーです。
次回は、WordPressを利用するうえで必要な初期設定について解説します。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
では、また次回お会いしましょう。