こんにちは、カワテです。
ブログを書いても思うように集客できない、狙ったキーワードで検索上位表示がままならない。そんな時にはツリー構造を意識してブログを書いてみましょう。
ツリー構造を上手に活用することは、検索結果、しいては集客効果に大きな差がでる大切なポイントです。今日は、集客ブログを書く上で欠かせないツリー構造についてご説明いたします。
今回のコンテンツ
ツリー構造とは
ホームページは多くの場合、以下のようにサービスや項目ごとに階層化されています。下層に行くほど項目が増え、木のように見えることからこの階層構造をツリー構造と呼びます。

このツリー構造がシンプルでわかりやすいほどユーザにとっては使いやすいホームページになります。逆に階層構造が複雑になってしまうと記事を読み進めて行くうちに「現在地がわからなくなってしまう」「次の記事への動線がわかりづらい」などユーザーにとって使いづらいうえにGoogleの検索結果にも不利に働きます。

集客ブログにツリー構造が重要なワケ
階層化が重要な1番の理由はGoogle対策です。
階層化を上手に行うことでGoogleに対し「このホームページは〇〇について書いています」という情報を正しく伝えることができます。

また、下層ページから「〇〇一覧ページはこちら」といったリンクが上層ページに多く張られるため、上層ページ(カテゴリーの一覧ページ等)が検索結果で上位表示される可能性が高まります。

検索結果にあなたのホームページが表示されやすくなる = 露出が増える ことで、結果、ブログからの新規、見込み客の獲得数を増やしていくことができるというわけです。
ツリー構造を意識したブログの書き方
Googleに正しいツリー構造を認識してもらい、検索結果から見込み客を獲得するためのポイントを3つご紹介します。
カテゴリー名はキーワードを意識する
WordPressでブログを書く場合には、ツリーの頂点となるのはカテゴリー名です。
カテゴリー名は必ず検索で上位表示させたいキーワードを含んだものにします。
例えば、ゴルフ関連の商品を販売しているお店でしたら「ゴルフクラブ」というカテゴリーが考えられます。
その下には「ドライバー」「アイアン」「パター」などといったゴルフクラブに関連したサブカテゴリーを配置するようします。

それぞれのツリーを関連したキーワードで固め、キーワード密度を高めることであなたのお店=ゴルフに強いお店ということをGoogleへアピールできます。
「店長の日記」や「雑感」などといったキーワードと関連のないカテゴリ名を時々見受けますが、カテゴリー名はよく考えたうえでつけるようにしましょう。
パンくずリストの設置
ホームページの階層を可視化したものがパンくずリストです。


現在ではほとんどのブログサービスやWordPressテーマに標準で装備されています。パンくずリストはユーザと同様にGoogleに対してもページの構造を正しく伝える有効な手段となりますので必ず設置しましょう。
関連性のない記事は隠す
検索エンジン対策では上位表示させたいキーワードでホームページを最適化することも重要です。
つまり、自分の商売と関係のない記事は極力少ない方が良いということです。
例えば、先ほどのゴルフクラブを例にとると、キーワードを意識した記事を書く場合、以下のような記事タイトルが考えられます。
- ゴルフクラブの正しい選び方
- アイアンを選ぶ際の注意点
- パターが上手くなるポイント
逆に、関連性の低い記事タイトルとしては
- 友人と釣りに行きました
- 今日は初雪が降りました、みなさまお気をつけて
- 愛犬と一緒にお散歩へ行ってきました
極端な例ですが、会社の内側を見せることは親近感につながるので決して悪い投稿ではありません。しかし集客を目的としたブログではプラスにはなりませんので、数を減らすかSNSへ投稿するようにしましょう。
ただ、どうしても本業と関係のない記事を投稿したい場合には、投稿にnoindexをつけGoogleにその記事を登録させないことでキーワードの希釈化を最小限に抑えることができます。
プラグインを利用すると簡単にnoindexを設定できます。
例:All in one SEO packを使用したnoindex例。

WordPressのカテゴリー設定方法
WordPressを利用している場合、ブログ記事を簡単にツリー構造にすることができます。
ブログのツリー構造化にはカテゴリー設定を利用します。
(WordPressでは上層のカテゴリーを親カテゴリー、下層カテゴリーを子カテゴリーと呼びます)
簡単に手順を説明します。
投稿 > カテゴリー にてカテゴリー 一覧ページを開きます。

新しくカテゴリーを作成する場には、左側の新規カテゴリー追加欄に名前、スラッグを入力した後、親にしたいカテゴリーを選択します。

すでにあるカテゴリーを階層化するには
子にしたいカテゴリーの編集 > 親カテゴリーから親にしたいカテゴリーを選択します。

カテゴリーが階層化されると、子カテゴリーは親カテゴリーの下に配置され、先頭に「ー」がつきます。
これでカテゴリーの階層化が完成です。

ツリー構造化の注意点
すでにある程度記事数がある場合、あとからカテゴリー構造を整理し直すのは骨の折れる作業です。また、後からカテゴリーを変更すると設定によってはページアドレスが変わってしまう可能性があります。
ページアドレスの変更はGoogleで検索された際に「ページが見当たりません」などと表示されてしまい、検索からの流入を減らす原因にもなりますので極力アドレスの変更は行わないほうが望ましいです。WordPressでブログを運営する際には事前によくカテゴリーを検討した上でスタートしましょう。
WordPressでカテゴリーを変更、または階層化したときにページアドレスが変わってしまう場合があります。
これは、設定 > パーマリンク設定 で解決することができます。
パーマリンク設定はページアドレスをカスタマイズできる機能です。パーマリンクでカテゴリーをアドレスに含む設定がされている場合、カテゴリーを変更する度にアドレスが変わってしまいます。
例えばこのような設定です。
%category%は「ここにカテゴリー名を挿入する」という意味で、投稿名の前にカテゴリー名が入ったアドレスになります。
オススメの設定は投稿名です。
カテゴリー名を含まない設定にしておくことでカテゴリーを移動、整理した場合にもページアドレスに影響はありません。
まとめ
ホームページを作成する際のツリー構造の重要性について説明させていただきました。
ブログからの集客をアップさせるためにはGoogle検索結果への露出はなにより重要になります。ツリー構造を意識し、キーワード密度を上げることでGoogle、そしてユーザーに優しいホームページを作っていきましょう。