こんにちは、カワテです。
代表的な集客ツールにチラシがあります。僕も前職時代に散々つくりました。
チラシとホームページはお客様を獲得するための集客ツールとして一見同じように見えますが、効果を出すための使い方には大きな差があります。
このブログでは、これまでチラシを中心に使ってきたお店がホームページ集客を始める際のポイントについて解説します。
今回のコンテンツ
チラシ・ホームページその大きな差とは
売れるチラシを作るには、目を引くデザイン、気の利いたキャッチコピー、シズル感ある写真、お客様を魅了するオファー(特典)なんかを用意するといいです。(簡単ではないけれど、、、)
面倒なら制作会社に依頼するという手もあります。
売れるチラシにはそれなりの成功法則があるので、制作費はかかるけれど1人でうんうん何日も唸りながら時間を浪費するより外注してしまったほうがよっぽど安上がりです。
ホームページも同様に魅力的なデザインや気の利いたコピーがあれば売れるホームページの一丁上がり、と思われがちですが実はそう簡単ではありません。
出来の良いチラシも魅力的なホームページも高い訴求効果でお客様を魅了するという点では一緒ですが、両者には大きく違う点があります。
それが媒体をどうお客さまへ届けるか、情報の伝達方法です。ここに1つの大きな落とし穴があるんですね。
売れるホームページなのに売れない理由
売れるチラシがあるのですから、当然売れるホームページもあるはずです。
でも実際はお金をかけて「売れるホームページ」を作ったのに全然売れない、なんてことがよくあります。その理由は両者の特性の違いです。
通常チラシを作る際には、新聞に織り込む、店舗で配る、路上で手渡しするなど、どのようにお客様へ届けるのかをあらかじめ想定してから制作に入ります。(カウンター下に隠して誰かが来るのを待つチラシなんて聞いたことがないでしょ?)
ですから制作後はすんなりとお客さまに渡り、その反響、手応えも感じやすいものです。

ところがホームページは新聞にも織りこめなければ、路上で配ることもできません。
特に小規模なホームページの場合、この視点がすっぽり抜け落ちているか「検索で見つけてもらえばいい」と曖昧なまま制作が進められる場合がほとんどです。
ここがチラシとホームページの大きな違い。
売れるチラシはお客さまに見てもらえるが (読むか読まないかは別として)、ホームページはせっかく作っても誰にも見てもらえない可能性があるってことです。
売れるホームページの「売れる」は、お客さまが見てくれるという前提があってのもの。誰も見てくれなければ売れるものも売れず、まさにカウンター下に置いたチラシ状態になるわけです。
チラシとホームページの特性の違い
チラシのようにこちらから送り出すことで一度に大勢に情報を届ける媒体をプッシュ型。一方、お客様に来てもらう、探してもらう媒体をプル型といいます。
ホームページは後者。
お客様に来てもらわなければ情報が届かない媒体です。
それにもかかわらずホームページの情報をどう届けるかはあまり重要視されないまま制作されることが多いものです。
チラシなどプッシュ型の広告の場合、告知に費用はかかるけれども多くの人に届きやすいのが利点。プル型は費用は抑えられるが人集めに時間がかかります。
同じ宣伝媒体でも両者の特性は大きく違うのです。
3つのホームページ集客方法
プル型媒体であるホームページはお客さまに見てもらうにもそれなりの労力が必要です。
ホームページへの集客方法には無料〜有料のものまで様々ありますが、ここでは代表的なものを3つご紹介します。
1. 検索エンジンからの流入
Googleなど検索エンジンにキーワードを入力し、検索結果から自社のホームページを見つけてもらう方法。
無料で行えるのでホームページへの集客はこの検索エンジンからの流入をベースに行なっていきます。ただ、競合がひしめき合うため希望通りのキーワードで上位表示するのは難しくなってきています。上位表示のための専門知識なども必要とされます。
2. 広告を利用する
ホームページを告知するための広告をインターネットへ出稿します。
広告をクリックすることで課金されるタイプが一般的。費用は1クリック数円〜数千円までと様々。予算の上限を決めて期間を限定して出稿することもできます。スタートしたばかりで認知度の低いホームページの告知には即効性が期待できます。予算があれば積極的に広告を打つことで短期間で認知度を高めることが可能です。
3. ソーシャルメディアでの拡散
自社で保有するFacebookページやツイッターなどのSNSを使いホームページを紹介する方法です。
手間を惜しまなければ無料で行うことができます。ただし、SNSでの友人数が少ない場合には効果も薄く、友達集めなどSNS自体への集客も並行して行う必要があり手間の割に効果を実感しにくいことも。本気で取り組むことで密度の濃い有望な顧客を獲得できる媒体でもあります。
まとめ
チラシとホームページの特性の違いについて説明してきました。
- チラシとホームページでは情報の届き方が違う
- チラシはプッシュ型、ホームページはプル型
- プル型媒体は見てもらうための施策が必要
これまでチラシ集客に頼って来たお店がホームページからの集客へシフトするには、多少なりとも不安を感じ躊躇するものです。
なぜならチラシを撒けばこのくらいの売り上げが上がるといった実績と成功体験があるから。
これからホームページを運用するのであれば、少額で構いませんからチラシの予算を割いてチラシと並行してホームページを育てる作業も行なってください。1年後、2年後にはずっと低コストで期待以上の成果を上げる集客窓口になっているはずです。