個人でクレジットカード決済が使えるPayPal.meの利用方法

個人ビジネスでもっと簡単にクレジット決済を導入したいと思いませんか?

スマホでのクレジットカード決済が簡単になったとはいえ、個人ビジネスがオンライン決済を導入するのはまだ少しハードルが高いですよね。個人でも気軽にクレジットカード決済を導入したい!という時に便利なのがPayPal.meです。

今日は、短いリンクを貼り付けるだけで個人でも簡単にクレジットカード決済が利用できる便利なサービスPayPal.meをざっくりとご紹介します。

個人でも気軽に利用できるPayPal.meとは?

PayPal.meとは、電子決済大手のPayPalが2018年春に始めた「リンクを作って相手に送付するだけでカード決済が完結できるサービス」です。リンク作成も簡単で10秒とかかりません。

決済リンクはいたって簡単です。

PayPal.me/自分のユーザー名/請求金額

例えば私のアカウント(ideyapay)ではこうなります。

paypal.me/ideyapay/100
paypal.me/ideyapay/1000000000

(クリックしてもすぐに決済は行われませんので安心してポチってみてください)

このリンクを書いて貼り付けるだけでユーザーを決済ページへ案内することができます。自分のユーザー名さえ覚えておけばあとは金額を記載するだけでOK。その都度商品の登録やショッピングカートを用意しなくても簡単にカード決済が導入できるので大変便利です。

100円でも10億円でも最後の数字(金額)を入れ替えるだけ。

また、日本国内での利用には支払う側に手数料はかかりませんのでユーザーにとっても利用しやすい決済方法といえるのではないでしょうか。(PayPalアカウントの開設・クレジットカードの登録は必要です)

どんな使い方ができるの?

Eメール、SNSでの決済

EメールやFacebook、LINEなどのSNSに商品とともにリンクを貼り付けてユーザーに決済を促すことができます。

Eメールに貼り付けて

メールに貼り付けて送る

Facebookに貼り付けて

paypal.meをfacebookで使う方法

もちろんTwitterにも貼り付け可能

paypal.meをtwitterで使う

野外販売での決済

QRコードを印刷しておけば、野外でも簡単にスマホからカード決済が利用できますね。

野外での支払い

QRコードの作成方法は簡単です。
こちらのQR作成サービスへアクセスし、決済リンク「https://PayPal.me/自分のユーザー名/請求金額」を入力するだけです。(QRコードを作成する際にはリンクの頭に https:// をつけてください)

QRコード作成

フリーマーケットでの値切りにも対応可能

PayPal.meでは価格を自由に入力して決済することもできます。フリーマーケットなどで値切り交渉の末に確定した価格をその場で入力して支払うことも可能です。

フリーマーケットで使う

QRコードを画像で保存

「いくら? 今支払っちゃうよ」

「すみません、、、領収書持ち合わせてなくて」

こんな経験ありませんか?
こんな時にもpaypal.meが活躍します。

「paypal.me/ユーザー名/ 」までのリンクQRコードを画像としてスマホに保存しておけば、お客様にQRコードを読み取ってもらいその場で金額を入力して支払いも可能です。

支払う側もPaypalのユーザー登録が必要ですが1度登録すれば次回以降スムースに支払えますので、お得意様にはPaypalへの登録を促すのも手です。

PayPal.meの登録方法と手数料

登録方法

まずは、こちら から登録画面へ進みます。

paypal.neを使う

「今すぐ自分専用のリンクを作成する」をクリックして設定画面にすすみ、必要事項を入力すれば完了です。

PayPal.meにはビジネスアカウントが必要

PayPal.meを利用するにはPayPalのビジネスアカウントが必要です(無料)。通常の支払い用アカウントからビジネスアカウントへのアップグレードは、PayPalアカウント設定画面「アカウントアプグレード」から行えます。

ビジネスアカウントの登録にはネットでの申し込みに加え郵送での住所確認が必要です。
登録後3日〜4日ほどでハガキが届き、記されている数字を入力することで手続きが完了します。

手数料

PayPalへの手数料は1取引につき3.6% + 40円。初期費用や利用料などは一切発生しません。BASEのようなネットショップよりも手数料が安く済むのはうれしいところです。

注意点

何が売れたのかわからない

同時に複数の決済リンクを公開する際には注意が必要です。

paypal.meでは商品と金額を紐づけることができませんので「何を購入したのか」までを把握することができません。

後から商品の発送が必要な場合などに「あれ、どの商品を買ってくれたのかしら?!」と混乱する恐れがありますのでご注意ください。

購入商品を把握したい場合
paypal.meには送金時にコメントも一緒に送れる機能があります。商品と金額を紐付けたい場合には、コメント欄に商品名を記載してもらうといった回避策もあります

まとめ

PayPal.meは、これまでネット決済を利用しづらかった個人間の取引や、ヨガなどグループレッスン提供者にも気軽に利用できるオンライン決済として個人的に期待しています。

商品のないサービスを提供している場合、どうしても後払いが基本になりがちですが、PayPal.meで事前決済を行えばキャンセルの防止にも役立ちますよね。

以前に比べPayPalユーザーも大分増えた感のある今日この頃。
PayPal.meを利用してビジネスの幅を広げてみてはいかがでしょう。

では、今日はこの辺で。

遅くなりましたが
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ideya カワテ タカヒト