ホームページを持っていれば「検索結果は何位かな?」と、気になるキーワードで自社ホームページを検索するエゴサーチの経験をお持ちだと思います。
ただし、自社の検索順位を調べる際には注意が必要です。
あなたとお客様では見ている検索結果に実は大きな差があるからです。
検索上位だったはずの自社ホームページが実はお客さまとは大きく違う。そんなぬか喜び状態にならぬよう、自社ホームページをチェックするうえでの注意点についてご説明します。
今回のコンテンツ
Google検索順位はカスタマイズされている
ここで、質問です。
検索結果は誰にも同じ内容が表示されている?
・Yes
・No
お察しの通り「No」です。
Google検索では、皆に同じ検索結果が表示されている訳ではありません。あなたのPCでは1位に表示されているホームページが、他のユーザーには5位、6位、あるいはそれ以下で表示されていることも珍しくありません。検索結果は個人に合わせてカスタマイズされているのです。
パーソナライズド検索とは?
googleが弾き出す検索結果は、検索者のニーズをより高い精度で満たすために個別にカスタマイズされています。つまり100人いれば100通りの検索結果が存在します。これをパーソナライズド検索と呼びます。
googleのパーソナライズド検索はいくつかの要素をもとにカスタマイズされています。
・位置情報
・Gmail・カレンダーなどの個人情報
・SNS利用状況
Googleは検索履歴を読み取り、何度も訪問するホームページは「あなたの好きなホームページですよね」と親切心から検索の上位に表示してくれます。当然、よくチェックする自社のホームページは検索結果上位に常駐することになります。
パーソナライズドされていることを知らずにいると「うちは地域検索でも常に1位だから」とゆか喜びになりかねませんのでご注意を。
正しい順位を知る方法
パーソナライズドされていない検索結果を確認するにはいくつかの方法があります。
1. シークレットモードで閲覧する
これが一番簡単な方法です。
chromeやインターネットエクスプローラーなどのブラウザについているシークレットモードを利用することでパーソナライズド検索を回避することができます。
Chromeではシークレットウィンドウ、safariではプライベートウィンドウ、Internet Explorerではinprivateブラウズと表記されています。
Google Chomeの場合
Mac:ファイル > 新規シークレットウィンドウ
Windows:その他アイコン > シークレット ウィンドウを開く
【ショートカットキー】
Mac:command+sift+N
Windows:control+sift+N
Internet Explorerの場合
右上に表示される歯車をクリック > セーフティー > InPrivateブラウズ
【ショートカットキー】
Mac:command+sift+P
Windows:control+sift+P
safariの場合
ファイル > 新規プライベードウィンドウ
【ショートカットキー】
Mac:command+sift+N
Windows:control+sift+N
2. 外部サービスを利用する
検索順位を無料で教えてくれるありがたいサービスがありますのでこれを利用します。
SEOチェキ
https://seocheki.net/?m=rank
ホームページアドレスと順位を知りたいキーワードを3つまで入力できます。
3. パラメーターを利用する
検索結果のアドレスの後ろに「&pws=0」をペーストして貼り付けることでパーソナライズドされていない検索結果を表示することができます。
※「 」をはずし&pws=0のみペーストしてください。
4. Googleからログアウトする
googleアカウントにログインした状態で検索をかけると、それまでの検索キーワード、閲覧履歴をもとにパーソナライズドされてしまいます。一度、グーグルからログアウトした上で再度検索しましょう。
ただし、毎回ログアウトするのは面倒なうえ、履歴以外の情報は消しきれない部分もありますのであまりおすすめしません。
まとめ
・検索結果順位はユーザーごとにカスタマイズされている。
・パーソナライズド検索を回避することで正確な順位を知ることができる。
・シークレットモードを利用する
・SEOチェキを利用する
・パラメーターを利用する
・Googleからログアウトする
カスタマイズされた検索結果だけを見て安心し間違ったホームページ運営に走ってしまわぬよう、一度ご自身のホームページの正し検索順位を確認しましょう。
思いがけない結果が表示されるかも知れませんが、正しい結果を知れたことを前向きに捉え、これからホームページ運営に役立ててください。