画像からの文字起こしを自動化する無料OCRサービス-EasyScreenOCR

「画像化された文章をテキストにして文字起こしにかかる労力を軽減したい」と思っている方は他にいませんか？

ホームページやデザインなど、制作系の仕事では紙媒体からの文字起こしを一緒に依頼されることがよくあります。文字起こしは手間と時間がかかる割には終わった後の充実感が少ない、というか、仕事に取り掛かる前の「下準備」的な作業ですから効率的に済ませたいものです。

そんな時には、画像からの文字起こしを自動で行う便利なツールを使いましょう。

今日のブログでは、画像から文字を抽出し自動でテキストへ変換してくれる無料のOCRツール EasyScreenOCRをご紹介します。

OCRとは何か？

OCRとは、「Optical Character Recognition」の略で画像や書類の文章をデジタル文字データに変換する技術のこと。

AdobeのPDFアプリ「アクロバット」やスキャナー機器付属のソフトなどにも搭載されています。画像やPDFの文章を検索可能にし、コピー&ペーストで利用できる便利な機能です。

今回紹介するEasyScreenOCRは、ダウンロードやユーザ登録は一切不要。jpgかpng形式で保存された画像の文字を一瞬でテキスト化してくれます。

EasyScreenOCRの使い方

まずは、EasyScreenOCRのサイトへ入ります。

デフォルトは英語ですが、日本語のページも用意されています。

使い方は至ってシンプル。

画面中央の [ Drop files here or click to upload ] をクリック。
画像を選択するか、直接ドラッグ&ドロップ。

Choose the Languageより[ Japanese ]を選択し、[ Upload and Convert ]ボタンをクリック。

最後に [ Download Text Files ] をクリックするとテキストファイルが自動でダウンロードされます。

↓ちなみに大きな緑色のボタンは広告ですので間違わないように。

EasyScreenOCRの文字起こし精度を確認

気になるのは文字起こしの精度です。
試しにこちらの画像をテキスト化してみましょう。

こちらがダウンロードされたテキストファイル。

ほぼ完璧に文字起こしされています。
あとはコピー&ペーストしてすぐに利用できます。
ホント便利！

縦書きにも対応

では、縦書きの文章はどうでしょう？
試しに縦書きの文章画像をアップロードしてみます。

縦書きの文章も完璧にテキスト化されました！

縦書きも自動で判別し、高い精度で文字起こしができます。
これが無料で利用できるのはありがたいですよね。

ダウンロード版(有料)ならオフラインでも利用可能

仕事で文字起こしを頻繁に行う、代行業務で文字起こしを専門に請負ったりする場合には有料のダウンロード版も検討する価値ありです。

ネット環境のないオフラインでもサクサク文字起こしができます。

利用料金は半年で3,000円、年額でも5,000円ちょっと。
文字起こしの手間を考えると安いと思います。

まとめ

無料OCRサービス-EasyScreenOCRについて解説しました。

実は、EasyScreenOCRはGoogleのOCR機能を利用しています。

このGoogleのOCR機能が非常に優秀なのですが、GoogleドライブにもこのOCR機能が搭載されています。こちらもほとんどのファイルから文字を自動で抽出してくれる非常に便利な機能です。

※GoogleドライブのOCR機能についても今後ご紹介していきたいと思います。

文字起こしの手間を効率化し、浮いた時間をじっくり制作に回すことの出来る便利なOCR機能。文字起こしを頻繁にされる方は、是非使ってみてください。