お店や企業でブログを始めたけれど、何を書けばいいのかわからない。
ブログをスタートした当初、またはある程度記事を書き溜めた頃に訪れる「ブログ書けない症候群」に陥った際に参考にしてほしいオススメのブログネタについてご紹介します。
特にサービス業などではすぐに使える効果的な内容ですのですぐにでも実践していただきたいです。
今回のコンテンツ
体験レポート風記事
自社のサービスを実際に体験している様子をブログで紹介します。
同じようなコンテンツとして「メニューの流れ」などがありますが、体験レポート風記事では実際の流れを執筆者が体験したものを記事にします。
体験レポートではなく「体験レポート風」としたのには理由があります。
体験するのはあくまで執筆するスタッフ。第三者ではなく身内による自社メニューの紹介だからです。
ここでサクラのお客様やモデルを使うと一気に売り込み感が出てしまいますし、お客様に気を使って写真や文章も無難なものになりがちです。スタッフがレポートすることで多少無茶なツッコミも可能になり、広告やタイアップ記事とは一味違った体験レポートに仕上がります。
体験風記事では、メニューの流れ、効果の出るポイントを取り上げるのはもちろん、スタッフの性格やお店の雰囲気をより伝わりやすくするために人をメインにした記事を書きます。
写真もスタッフの笑顔や面白ショットなどを交え「楽しそうなお店だな〜」といったお店の雰囲気が伝わる記事にするとより効果的です。

使ってみました系記事
体験レポート風記事の商品バージョンです。
自社商品をスタッフが使っているいる様子を時系列で追いながら紹介します。売り込み色をなくしマイルドに商品を紹介できるのがポイント。
わかりやすい事例としてはダイエット商品などがあります。決められた期間スタッフが商品を使いダイエット。その結果をブログ上で紹介するものです。
ポイントは商品を使う上でのデメリットも正直に書くこと。いいことばかりを書きすぎるとお客様はただの売り込みだと感じてしまい最後まで読んではくれません。お店としては良いことばかりを書きたくなりますが、感じたデメリットを正直に書いた上でその対処方法も一緒に載せておきます。
例えば、こんな置き方をすると漏れやすいとか、封が開けづらいとか。
そうすることで商品を購入してくれたお客様が同じデメリットを感じたとしても対処方法がわかっているのでクレームや商品の使用停止といった問題を最小限に抑えることができます。
また、ブログを読んでくれたお客様はすでに商品について十分な知識があるため、細かな説明なしでも販売に繋がりやすくなります。
「これブログでも紹介した商品なんですがご存知ですか?」の一言で十分興味を持ってもらえますし、お客様との会話も弾みやすくなります。
事例紹介記事
お店のサービスや商品を使った成功事例を紹介するブログ記事です。
実際のクライアントやお客さまに登場していただき、効果を出すまでのプロセスを紹介します。インタビュー形式でもストーリー型でも形式は特にこだわらなくても大丈夫です。
この記事のポイントは効果を数値で掲載すること。

グラフや〇〇%UP、結果写真など効果の度合いをしっかりと証明して見せることが重要です。同じ悩みを持つユーザーに響やすく、自分が使った際のイメージがしやすいのでサービスや商品の購入を迷っているお客様の背中を押す効果があります。
行ってきました取材記事
体験レポート風記事が自社のサービスを紹介するのに対し「行ってきました取材記事」は、話題になっているお店、人気のお店のネームバリューをお借りする形でのブログ記事になります。
スタッフが話題になっているお店(飲食店や近隣で話題のスポット)に赴き、ブログ掲載許可をいただいた上で利用している様子を紹介します。
新規オープンのお店はオーナーも多くの方に知って欲しいので取材に喜んで協力してくれるケースがほとんどです。記事の最後には取材のお礼として住所や連絡先などもしっかりと記載してあげましょう。
話題になるお店は検索されやすい反面、新しい情報がまだインターネット上に少ないケースがほとんどですから、オープン間もないお店をすぐに取材しブログ記事にすることで、検索からホームページへの流入も期待できます。
ポイントはお店選び。
自社とターゲット像が被るお店を選びましょう。自社ターゲットが20代女性であれば、20代女性が興味を持ちそうなお店を紹介します。
最後に一つ注意点として、行ってきました取材記事は自社と関連性のない商品やキーワードが多くなりますので、更新頻度少なめがよいでしょう。
体験系記事をアップする際のポイント
最後に「行ってきました取材記事」以外の体験系記事をアップロードする際のポイントを一つご紹介しておきます。
記事の最後には必ず予約フォームや商品購入ページへのリンクをつけてから公開します。
記事を読んだお客様の気持ちが冷めないうちに次の行動を促すためです。
予約フォーム、電話予約、FAX申し込みなど可能な限りの申し込み手段を用意することで、何もない状態に比べて成約率は確実に上がります。
まとめ
スモールビジネスのブログというと、社長の日記かスタッフの日常を綴るケースが多いものです。
そこに突然キャンペーンや商品の売り込みが入ると一部のファンを除き、多くのお客様はコンテンツをスルーします。インターネットを利用するユーザーは広告慣れしており、売り込みに対してはサッとスルーする癖がついているからです。興味のない商品の売り込みをじっくりと読むユーザーは存在しません。
今回ご紹介した4つのパターンはどれも売り込み色をオブラートに包みながら自社のサービスや商品を紹介できるのが特徴です。
広告慣れしたインターネットユーザーに、売り込みではなく情報として自社のサービス、商品を紹介するためにはとても有効な手段となります。日頃、ブログが売り込み記事ばかりになってしまう方は、ぜひ一度実践してみてください。